人嫌いを克服する必要はありません。その9つの理由

私は基本的に人(他人)が嫌いです。
社会で働く以上、必ず人との繋がりは出来ますが、それも最低限度にとどめています。
これは50年近く生きてきて、若い頃は「人から好かれよう」という気持ちの方が強かったですが、
今ではどうしても他人となじむ事が出来ないという現実を受け止めています。

ただ、人嫌いという感情を持つことは決して珍しいことではないみたいですね。
以下に、私が考える人嫌いを克服する必要がない10の理由を挙げてみます。

1. 自分自身を大切にすることができる

人嫌いの感情を持つことで、自分の時間やエネルギーを大切にすることができます。
私は幼少の頃は親に気を使い、学生時代は友達や恋人に気を使い、社会人になってからは同僚や結婚相手に気を使って生きてきました。
でも今は他人に気を使いすぎることなく、自分自身に集中することで、より充実した生活を送ることができています。
その代表的な事の一つは、時間。
これは、特に恋人や結婚相手がいると、どうしても相手に合わせる事が必要と考えてしまいがち。
それで自分に興味のない事、または嫌な事にどれだけの時間を使っていたか。
独り身になってとても強く実感しています。

2. 無理に付き合わなくても良い

無理に人と付き合うことはストレスの原因になります。
自分にとって心地よい関係だけを選ぶ事ってとても難しいんですよね。
正直私は心地よい人間関係は一時的なもの(恋人でも結婚でも)を除いてありませんでした。
気の合う仲間と飲みに行った後もかなりの確率で後悔してきました。
不要な人間関係を避けることができるので、精神的な健康を保つことができます。
特に、社会人は「仕事」という名の拷問を毎日受けていると思います。
「仕事」のために嫌な人間関係を断つことが出来ない人を何人も見てきました。
特に女性に多いですが、「共感」という名の半強制的な付き合い。
泣きながら「本当は嫌なんですよ」という女性も複数見てきましたが、
やはりストレスは相当なものです。
人から「嫌われる」事を極端に恐れていると、それ以上のストレスが永遠に続いていく事に気づいた方がいいと思います。
ただ、女性同士の関係性ってとても難しいので、そういったストレスが多い女性に対しては同情します。

3. 深い思考と自己発見

人嫌いであることは、内向的な性格を持つこととも関連しています。
これにより、深い思考や自己発見の機会が増え、自分の価値観や目標をより明確にすることができます。
・・・なんてね。
深い思考はともかくとして、自己発見の機会は増えると思います。
何より「他人と比較しない」事が日常になると、自分を見つめなおす機会になります。
まあ、ほとんどの人は「孤独」の方が苦痛だという事も分かってはいますが。
実際、私も若い頃は「孤独」がとても怖かったです。
医学的に見ても「孤独」はストレスであるし、健康にも良くない事は分かり切っている事実ですが、
私からすると、一人でいる方が安心できるんです。
これは特殊な環境で育ったからかもしれませんが。
特殊な環境で育ったことについては、また別の記事で書きたいと思います。

4. 自分のしたい事にに集中できる

人嫌いだと、他人との接点を出来るだけ持たないようにするので、
当たり前の事ですが、自分がしたい事に集中できます。
特に、一般的に見れば他人から良く思われない事や軽蔑されるような事でも、関わっていないので集中する事が出来るんですよね。
これって、ストレスがかなり軽減される要因になります。

5. 社会のプレッシャーに影響されない

人嫌いであることで、他人の意見や社会的なプレッシャーに影響されにくくなります。
とはいっても、自分が所属する会社で他人の意見やプレッシャーから逃れる事は難しいですが。
ただ、人嫌いな事によって変な同調圧力はかなり下げる事が出来るので、自分のペースで物事を進め、自分の価値観に従って生きることができるようになると思います。

6. ストレスの軽減

人間関係のトラブルやストレスは現代社会においてはかなり大きな比率だと思います。
そのストレスを下げるだけで心の平穏を保ちやすく、精神的な安定を図ることができます。
実際、私はほとんど会社の飲み会などは参加しません。
若い頃は「付き合い」でそういった飲み会に参加していた時期もありますが、
会社の飲み会で良い事なんてほとんどないですからね。

7. 独立した生活

他人スケジュールに左右されず、自分一人で生活を楽しむことができます。
「他人に時間を奪われる」事ほど腹の立つことはありません。
一日はあっという間に終わるのに、自分の好きでない事(特に仕事)に時間を使い、
さらに他人のために時間を使うことほど無駄な事はないと思います。

8. 時間管理がしやすい

人との約束や予定に縛られることが少ないため、自分の時間を自由に管理することができます。これにより、効率的に時間を使い、自分のやりたいことに集中できます。

9. 自分の価値を再確認できる

他人の評価に頼らず、自分自身の価値を再確認することができます。
会社であれば他者評価が一番大事かもしれませんが、自分の時間は自分の価値を他人に依存せずに認識できるため、自己肯定感が高まりやすくなります。

まとめ

一通り思った事を書いてみましたが、改めて書きます「人嫌いであることを克服する必要はありません」。
むしろ、人嫌いだという事実を受け入れることで得られる多くの利点があります。
自分自身を大切にし、無理せず自分のペースで生きることが大切です。
人嫌いであることは、一つの個性であり、それを自身で理解し受け入れる事でストレスが減り豊かな生活を送ることができるでしょう。
他人といる時間が「ストレス」と感じているあなた。
一人になる時間を増やしてみて、自分が「人が好きなのか?嫌いなのか?」を改めて考え直す機会を作ってみる事をお勧めします。

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